ikatz! @ Spain -8ページ目
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負け犬の遠吠え

 
著者: 酒井 順子
タイトル: 負け犬の遠吠え
ちょっと前あたりから、友人からのメールで 【負け犬】 と言う言葉を見かけるようになったなぁ~と 思っていたら、どうやら、この本のせいだったらしい。気付くの遅すぎ!と言われそうだけれど、 海外にいると、こういうどうでもいい流行語などなかなか耳に入ってこないのだ。

 私は、この本で言うと【負け犬】には当てはまらないらしい。なぜなら、負け犬とは「30代、子ナシ、未婚」の人のことを言うらしく、私は一応結婚しているから。でも、気になる箇所があった。負け犬発生の原因は、「安全な道」と「アメイジング・スリリングな道」の2つがある時にどちらを選ぶか!と言う点にあるらしい。この点だけ見ると、私は間違いなく負け犬街道まっしぐら~!である。そうでもなければ、忙しいのを除けば、やりがいも給料もいい仕事をそっちのけて、わざわざボランティアなどと言ってアフリカになんて行ったりしない。いい年の女がバケツ1杯で日々行水するなんて、ボランティア精神の下に隠れているのは、好奇心以外のナニモノでもないからだ。

 とは言え、現在私は外国人と結婚し、スペインで暮らしている。だからこそ、何を言っても「だから負け犬の遠吠えって言われんのよ~」と言われることがないから、こうやっていきなりブログの記念すべき1冊目にこの本のことを書けるんだと思う。そして、何より、私が住んでいるこの国には日本以上に「負け犬」が生息している。けれど、日本と全く違うところは、その彼女達は「負け犬だ」なんてことを一瞬たりとも思ったことはないのではないか?と言うほど、堂々と、そして生き生きと、はたまた図々しく、生きているのだ!


 30過ぎ経って、40過ぎたって、バケーションとなれば女同士でビーチに繰りだし、金曜のレイトショーだろうが、深夜のBARだろうが、同じこと。なんて自由な生活なんだろう!と羨ましくなるほど、である。

負け犬がしっぽを巻いて逃げ出したり、遠吠えすると思っているのは日本だけ、かも。飼い犬に手を噛まれるごとく、隣の負け犬にいつか噛み付かれてから慌てないように、日本の皆様も気をつけたほうがいいのでは?


【教訓】 流行語に一喜一憂している場合ではない。


本の感想を書くぞ!


海外に住んでいると、なかなか本を読むこともできない。

わざわざ持ってきた本なんて、小説なら2回は確実に読んでいるし、雑誌なんて穴があくほど読んでいるかも。


友人が遊びに来た際に持って来てくれた本や、貴重なご近所の日本人さんにお借りした本など、自分で本屋に行ったら絶対手にしないような本なんかも、読む機会が増えたので、記録をつけていこうと思う。


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